赤あざとは?

赤あざは、皮膚の血管に変化が生じることで赤く見える症状です。血管が増えたり、太くなったり、拡張したりすることが原因で、血液の赤い色が透けて見えます。
生まれた時からあるものと、生後しばらくして現れるものがあります。形も平らなものから盛り上がったもの、小さな点状のものから広範囲に広がるものまで様々です。
多くの赤あざは体に害を及ぼすことはありませんが、種類によって経過が大きく異なります。自然に薄くなるものもあれば、治療なしには改善しないものもあるため、専門医による正確な診断が大切です。
赤あざの種類と特徴
赤あざは大きく「血管腫」と「血管奇形」に分けられます。
血管腫は血管の細胞が増殖するもので、時間とともに変化します。一方、血管奇形は血管の形の異常で、基本的に大きさは変わりません。
自然に消える可能性があるのは、乳児血管腫やサモンパッチなどです。これらは成長とともに薄くなったり、完全に消えたりすることがあります。しかし、毛細血管奇形(単純性血管腫)は治療なしには消えません。
年齢とともに色が濃くなったり、表面が盛り上がったりする場合もあります。早い段階で診断を受けることで、適切な治療時期を逃さずに済みます。
代表的な赤あざ
乳児血管腫(いちご状血管腫)

生生後数週間で現れ、1歳頃まで急速に大きくなる赤あざです。
その後は徐々に小さくなりますが、大きいものは皮膚のたるみや傷跡が残ることがあります。
毛細血管奇形(単純性血管腫)

生まれつきある平らな赤あざで、境界がはっきりしています。
自然に消えることはなく、成長とともに大きくなったり、色が濃くなったりすることがあります。
単純性血管腫(サモンパッチ)

おでこや上まぶた、鼻の下などにできる薄い赤あざです。
多くは2歳頃までに自然に消えますが、残る場合もあります。
単純性血管腫(ウンナ母斑)

うなじにできることが多い赤あざです。
髪の毛で隠れる部分にあることが多く、サモンパッチより消えにくい傾向があります。
赤あざの治療について
赤あざの治療には、主にレーザー治療が用いられます。血管の中を流れる赤血球に反応する専用のレーザーで、血管を徐々に縮小させていきます。
多くの赤あざ治療は保険診療の対象となります。乳児血管腫、毛細血管拡張症、赤ら顔などは保険適用で治療を受けることができます。治療は通常3ヶ月間隔で3~5回程度行います。
治療開始は早いほど効果的です。特に3歳までは皮膚が薄くレーザーが届きやすいため、良好な結果が期待できます。また、お子さんの記憶に残りにくいという利点もあります。
当クリニックの赤あざ治療の特徴
神戸市・東灘区・御影駅にある御影こども形成外科では、Vbeam2という色素レーザーを導入しています。この機器は照射径が大きく、痛みを抑えながら効果的な治療が可能です。導入施設がまだ少ない機器で、より安全で効率的な治療を提供できます。
初診時にご希望があれば、その日のうちにレーザー照射を行うことも可能です。総合病院では予約を取って後日来院となることが多いですが、当クリニックではお子さんの機嫌や体調を見ながら柔軟に対応いたします。
処置の際は親御さんも一緒に処置室にお入りいただけます。お子さんを抱っこしたり、手を握って励ましていただいたりすることで、不安を和らげることができます。こども病院での経験豊富なスタッフや元保育士も在籍しており、お子さんが安心して治療を受けられる環境を整えています。