蒙古斑とは?

蒙古斑は、お尻や腰、背中の下部にできる青いあざで、日本人を含む東洋人の赤ちゃんのほぼ100%に見られる生理的な現象です。皮膚の深い部分(真皮)にメラニン色素が残存することで青く見えます。
生まれた時からある平らなあざで、薄い青色から濃い青緑色まで色調は様々です。通常は仙骨部(お尻の上部)を中心に現れ、腰や背中まで広がることもあります。境界はややぼんやりしており、大きさも手のひら大から広範囲に及ぶものまで個人差があります。
多くの蒙古斑は成長とともに自然に薄くなり、10歳頃までにはほとんど目立たなくなります。健康上の問題はなく、基本的には治療の必要がないあざです。
こんな症状があればご相談ください
以下のような蒙古斑がある場合は、専門医の診察をおすすめします。
- 色が濃く、境界がはっきりした蒙古斑
- 10cm²以上の大きな蒙古斑
- 3歳を過ぎても濃いまま残っている
- お尻以外の場所にもある青あざ(異所性蒙古斑)
- 小学生になっても目立つ青あざ
- 水着や下着で隠れない部分の青あざ
など
通常の蒙古斑は経過観察で問題ありませんが、濃いものや大きいものは残る可能性があるため、早めの相談が望ましい場合があります。
蒙古斑の自然経過について
蒙古斑の多くは、5~6歳頃までに自然に薄くなります。約96~97%は10歳頃までに目立たなくなるとされています。皮膚が厚くなることと、メラニン色素が徐々に分解されることで、成長とともに自然消退していきます。
ただし、色の濃いものや10cm²以上の大きなものは消えにくい傾向があります。また、境界がはっきりしているものも残りやすいとされています。約3~4%の蒙古斑は学童期以降も残存し、成人になっても薄く残ることがあります。
異所性蒙古斑と呼ばれる、お尻以外の場所にできる青あざは、通常の蒙古斑より消えにくいため、別途診断が必要です。
当クリニックでの治療方法
色の濃い蒙古斑や、将来残る可能性が高いものに対しては、ナノスターR(Qスイッチルビーレーザー)による治療を行います。通常のお尻の蒙古斑は自然消退を待ちますが、背中上部や肩に広がる濃い蒙古斑、直径10cm以上の大きなもの、色調が特に濃紺のものは、学童期以降も残存する可能性が高いため、積極的な治療をおすすめします。
優れた治療成績
蒙古斑はレーザー治療への反応が非常に良く、きれいに消すことができます。治療は3ヶ月間隔で行い、通常1~3回程度で改善が期待できます。他の青あざと比べて少ない治療回数で効果が得られるのが特徴です。1回の治療で50%以上薄くなることも多く、2回目でほぼ消失する例も珍しくありません。
保険適用で安心の治療
蒙古斑のレーザー治療は保険診療の対象となり、お子さんの医療費助成制度も利用可能です。経済的負担を心配することなく、必要な治療を受けていただけます。診断が確定すれば、年齢制限なく保険適用となるため、気になった時点でご相談ください。
治療による将来のメリット
早期に治療することで、水着や体操服を着る際の心理的負担を予防できます。「なぜお尻が青いの?」というお友達からの質問に悩むこともなくなります。治療により完全に消失すれば、大人になってから温泉や健康診断で気にする必要もありません。
当日治療でスピーディーな対応
初診時にご希望があれば、その日のうちにレーザー照射も可能です。診察で蒙古斑と診断され、治療の必要性が認められれば、すぐに開始できます。遠方から来院される方や、お子さんの調子が良い日を逃したくない親御さんにとって、大きなメリットとなっています。
安心の治療環境
お子さんの処置では親御さんも一緒に処置室に入っていただき、安心して治療を受けられる環境を整えています。ナノスターRは照射音が小さく、お子さんが驚きにくい設計です。治療時間も短く、広範囲でも10分程度で終了します。
治療の必要性と経過観察
すべての蒙古斑に治療が必要なわけではありません。薄い色で小さなものは、成長とともに自然に目立たなくなるため、経過観察で十分です。定期的に写真を撮って記録しておくと、変化が分かりやすくなります。
治療を検討すべきケースは、色の濃いもの、大きなもの、露出部に近い場所にあるものです。特に水着で隠れない部分や、将来的に気になる可能性がある場所にある場合は、早めの治療を検討します。
3歳までの治療開始が理想的です。皮膚が薄い時期はレーザーが届きやすく、少ないエネルギーで効果的な治療が可能です。経過観察か治療かの判断は、専門医が適切に診断いたしますので、まずは神戸市・東灘区・御影駅にある御影こども形成外科へご相談ください。