こどものあざ

こどものあざ

子供のあざについて

子供のあざについて

お子さんの肌にあざを見つけた時、多くの親御さんは不安を感じるのではないでしょうか?あざは、皮膚の色素や血管の異常によって生じる色の変化です。生まれつきのものもあれば、成長とともに現れるものもあります。

多くのあざは経過観察で問題ありませんが、早めの相談が大切です。なぜなら、あざの種類によって治療の適切な時期が異なるからです。特に3歳までに治療を開始することで、より良い結果が期待できる場合があります。皮膚が薄い幼少期は、レーザーが届きやすく治療効果が高まる傾向にあります。

神戸市・東灘区・御影駅にある御影こども形成外科では、多くのあざ治療が保険診療の対象となります。診断名がつけば、お子さんの医療費助成制度も利用できます。まずは専門医による診断を受けることをおすすめします。

あざの種類と分類

あざは大きく色によって分類されます。赤、青、茶、黒など、色の違いは原因となる物質や、それが皮膚のどの深さにあるかによって決まります。

先天性(生まれつき)のあざと、後天性(生後に現れる)のあざがあり、それぞれ経過が異なります。自然に薄くなるものもあれば、成長とともに濃くなるものもあります。

治療が必要かどうかは、あざの種類、場所、大きさによって判断します。顔や手足など目立つ部位にある場合や、将来的に大きくなる可能性がある場合は、早期の治療を検討します。

赤あざ(血管腫)

赤あざは、皮膚の血管が異常に増えたり、拡張したりすることで生じます。血管の状態により、平らなものから盛り上がったものまで様々な形があります。多くは生まれつきか、生後まもなく現れます。

主な赤あざの種類

乳児血管腫(いちご状血管腫)
乳児血管腫(いちご状血管腫)

生後数週間で現れ、1歳頃まで大きくなった後、多くは自然に小さくなります。ただし急速に大きくなる場合や、目・鼻・口の近くにある場合は早期治療が必要です。萎縮後に皮膚のたるみが残ることがあります。

毛細血管奇形(単純性血管腫)
毛細血管奇形(単純性血管腫

生まれつきある平らな赤あざで、成長とともに色が濃くなったり、表面がでこぼこになったりすることがあります。自然には消えないため、早期のレーザー治療により良好な結果が期待できます。

単純性血管腫(サモンパッチ)
単純性血管腫(サモンパッチ)

おでこの中央や上まぶたにできる淡い赤あざです。多くは1~2歳までに自然に薄くなりますが、泣いたり力んだりすると一時的に濃く見えることがあります。消えない場合はレーザー治療が可能です。

単純性血管腫(ウンナ母斑)
単純性血管腫(ウンナ母斑)

うなじや後頭部にできる赤あざです。髪の毛に隠れることが多く、成人になっても残ることがありますが、日常生活に支障がなければ治療の必要はありません。気になる場合はレーザー治療で改善できます。

青あざ・茶あざ・黒あざ

これらは色素性母斑と呼ばれ、メラニン色素が関係しています。メラニンが皮膚の深い部分にあると青く、浅い部分にあると茶色く見えます。

主な青あざの種類

太田母斑・遅発性太田母斑
太田母斑・遅発性太田母斑

顔の片側、特に目の周りから頬にかけて現れる青あざです。生まれつきの場合と、思春期以降に現れる遅発性があります。レーザー治療によりきれいに消えることが多く、保険診療の対象です。

異所性蒙古斑
異所性蒙古斑<

通常の蒙古斑とは異なり、腕や足、お腹や背中の上部など、お尻以外の場所にできる青あざです。通常の蒙古斑より消えにくく、学童期以降も残ることがあるため、早期治療をおすすめします。

蒙古斑
蒙古斑

日本人の赤ちゃんの約90%に見られるお尻や背中の青あざです。多くは小学校入学頃までに自然に消えますが、色が濃い場合や範囲が広い場合は残ることもあり、レーザー治療が効果的です。

青色母斑
青色母斑

小さく盛り上がった濃い青色のあざで、手足や顔にできやすい傾向があります。自然には消えず、まれに悪性化する可能性もあるため、大きさや色の変化に注意が必要です。切除やレーザー治療が選択されます。

主な茶あざ・黒あざの種類

扁平母斑
扁平母斑

境界がはっきりした平らな茶色のあざで、カフェオレ斑とも呼ばれます。体のどこにでもできる可能性があり、思春期に濃くなることがあります。レーザー治療が可能ですが、再発することもあるため継続的な治療が必要な場合があります。

色素性母斑
色素性母斑

いわゆる大きな黒いほくろで、生まれつきある先天性と後から現れる後天性があります。大きさにより巨大型、中型、小型に分類され、巨大型はまれに悪性化の可能性があるため、定期的な経過観察が重要です。

表皮母斑
表皮母斑

表面がざらざらして盛り上がった茶色~黒色のあざです。成長とともに厚くなったり、範囲が広がったりすることがあります。CO2(炭酸ガス)レーザーによる削皮術や外科的切除により改善が期待できます。

治療を始める前に

正確な診断が治療の第一歩です。あざの種類を特定することで、適切な治療方法と開始時期を決定できます。

治療時期の目安は、あざの種類により異なります。早期治療が推奨されるものもあれば、経過観察で良いものもあります。3歳までの治療開始が理想的とされるあざが多いため、気になる場合は早めにご相談ください。

当クリニックでは、お子さんの成長とあざの状態を考慮しながら、お子さん一人ひとりに合った治療計画をご提案します。